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📅 2026.05.07 | RYU NAKAZAWA
🎤 講演

挑戦 講演 高校|視覚障害パラアスリートが語る「一歩踏み出す勇気」の授業

もしあなたが高校で「挑戦」をテーマにした講演を探しているなら、この記事はそのヒントになるかもしれません。

僕は中澤隆。27歳で緑内障と診断され、31歳で視覚障害者になりました。それでもトライアスロンに挑戦し続け、IRONMAN(226km)を完走、現在は年間50回以上の講演を行っています。

この記事では、高校生に「挑戦」を語るとき、何をどう伝えれば心に残るのか。僕自身の体験と、9年間で20都道府県以上の学校で話してきた実績をもとに書きました。


なぜ「挑戦」をテーマにした講演が高校で求められるのか

高校生は、進路選択・受験・人間関係・将来への不安など、人生で初めて「自分で決める」場面に直面する時期です。

でも多くの生徒は、こう感じています。

だからこそ、挑戦そのものの価値を伝える講演が必要なんです。

僕の講演では、「成功体験の自慢」ではなく、「失敗から学んだこと」「止まらずに続けた理由」を中心に話します。視覚障害という現実の中で、どうやって前に進んできたのか。その過程を具体的に語ることで、生徒たちは「自分も一歩踏み出せるかもしれない」と感じてくれます。


高校生に響く「挑戦」の話し方|実体験と工夫を語る

僕が講演で最も大切にしているのは、「できるか、できないか」じゃなくて、「どうやったらできるか」を伝えることです。

実際の講演内容の一部

#### 1. 自分の弱さから始める

僕は31歳まで、トライアスロンなんて縁のない人間でした。小学校の運動会は徒競走でビリ、25mプールも泳げず、掛け算の九九は母親に鉛筆で突かれながら覚えました。中学ではバドミントン部を1年で辞め、1人で農園部で畑を耕していました。

高校は工業高校の電気科。偏差値は低く、1年で15クラスあったのが、3年では11クラスまで減りました。成績も胸を張れるものではありませんでした。

でも、27歳で緑内障と診断され、31歳で右目は5円玉の穴から覗いているような視界に、左目は目の前でグーチョキパーがわかる程度になりました。そのとき「自分の人生、このまま終わりたくない」と思ったんです。

#### 2. 工夫で「できない」を「できる」に変える

視覚障害があっても、トライアスロンに挑戦できる。それは「工夫」があるからです。

「気合いじゃなくて、工夫」。これが僕の合言葉です。

講演では、実際にタンデム自転車の写真や、ロープを使った走り方の動画を見せます。生徒たちは「こんな方法があるんだ」と驚き、「自分の困りごとにも、きっと工夫があるはず」と感じてくれます。

#### 3. 続けることの価値

トライアスロンを始めて約半年後、初出場の大会で初優勝しました。それからアジア選手権2連覇、世界ランキング最高6位まで到達しました。

でも、毎日が順調だったわけじゃありません。

朝6:30からプールで泳ぐ日、「行くのめんどくさいな」「誰も見てないし休んでもいいか」という優しい声が頭の中で聞こえます。でも「今日はいいや」が1回入ると、次の日のハードルが上がる。止まるクセが育っていくのが一番怖いんです。

だから僕は、「やる気が出たら行く」じゃなくて、行くための動きだけ先にやる。ウェアを着るだけ、靴下だけ履く、玄関まで行く、5分だけ動く。ここまでやったら体が勝手に動いていきます。

「めんどくさいと思うときは、まず1ミリの行動」。この合言葉を生徒たちに伝えています。


高校生の心を動かす「中ちゃんクイズ」と盲導犬シュクレ

講演では、参加型のクイズを取り入れています。

中ちゃんクイズ

生徒たちは拍手で答えます。正解は「読む(拡大読書機・音声図書)」「見る(55インチテレビを20cm距離で)」「しない(妻が担当)」です。

このクイズを通じて、視覚障害者の日常を楽しく知ってもらい、「工夫で生活している」ことを体感してもらいます。

盲導犬シュクレの話

僕の相棒、盲導犬シュクレ(ラブラドール、2022年に出会う)も講演で紹介します。

そして、盲導犬に出会ったときのお願いも伝えます。

この話は、生徒たちに「配慮」と「行動」の具体例を示します。


講演実績|年間50回以上、20都道府県以上で登壇

僕は2017年から講演活動を始め、現在まで9年間継続しています。年間50回以上、累計で20都道府県以上の小中高校、企業、自治体で話してきました。

主な実績

これらの実績は、生徒たちに「本物の挑戦者」としての説得力を与えます。


講演を呼ぶ価値|生徒の心に残る「3つの変化」

僕の講演を聞いた生徒たちは、こんな変化を感じてくれます。

1. 外に出る理由ができた

「今日は練習がある」「今日は挑戦してみよう」と、朝の空気が変わります。

2. 仲間ができた

助けてもらうって弱さじゃない、対等なチーム。ガイドさんと共にゴールを目指す僕の姿を見て、生徒たちは「協力することの価値」を学びます。

3. 自分を責める時間が減った

1ミリでもできたら十分。「できない自分」を責めるのではなく、「できる形」を探す思考に変わります。


高校での講演テーマ例

僕の講演は、学校のニーズに合わせてカスタマイズ可能です。

講演時間は45分〜90分、質疑応答含めて対応します。


講演料と依頼方法

ご依頼・お問い合わせは、以下のメールアドレスまでお気軽にどうぞ。

メールpassnaka@gmail.com


最後に|「転んでも、また立てる」を伝えたい

僕は2026年4月のかすみがうらマラソンで、25kmでリタイヤしました。血液中の二酸化炭素が倍になり、医学的判断で止められました。

救護テントの椅子に座りながら、「あぁ、無理だったな」と思いました。でも同時に、「うまくいかない日って、ありますよね」とも思ったんです。

失敗しても、諦めなければ終わりじゃない。9月のIRONMANで、ギネス記録11時間03分に再挑戦します。そして70歳まで挑戦を続けます。

生徒たちには、「転んでも、また立てる」ことを体で見せたい。見えなくても前に進める、ということを伝え続けたい。

もしあなたが高校で「挑戦」をテーマにした講演をお探しなら、ぜひ一度ご連絡ください。生徒たちの心に残る、本物の挑戦の話をお届けします。

講演依頼・お問い合わせpassnaka@gmail.com

📣 講演・取材のご依頼

視覚障害B2のパラトライアスリート・中澤隆が、学校・企業向けに講演しています。

テーマ:「挑戦」「障害理解」「ダイバーシティ」「盲導犬と歩む人生」

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